2009年12月定例会が行われました。
日時:2009年12月5日(土)16:00〜18:00
場所:
喫茶室ルノアール 新宿小滝橋通り店参加人数:12名

今年最後の例会はとても内容が充実してました!
■曲のミキシングについてのレクチャー
(課題制作:タオカ、教授:須藤/音楽エンジニア)
今回は曲のミキシングついてとても良い題材を提供して頂き、音楽エンジニアである須藤さんにミキシングを特別に実演して頂きました。
ミキシングとは→Wikipediaの解説
タオカさん
【課題】
結婚式のムービー用に友人が歌った「モーニング娘。」の曲をミキシングしています。ボーカルが複数人かつ一人2トラック使用しており分離が悪くなってしまいました。そこで位相変化させて分離を良くしようとしましたが上手く出来ず困っています。ご教授お願いします。

以下(須藤→須)(タオカ→タ)
(須)ボーカルはバスでまとめていますか?
(タ)まとめてます。
(須)バスのトータルなエフェクタは何をかけていますか?
(タ)コンプレッサーとエキサイターをかけてます。テープディレイをかけていてリバーブはかけてません。
→テープディレイをオン/オフして聴き比べます。
(須)位相を修正する事とテープディレイは意図として同じ方向性で重複しますのでどちらかにした方が良いです。ですのでテープディレイは切ってみましょう。
(須)メインボーカルだけ聞かせてください。イコライザーを見ましょう。
→フィルターにより120Hz以下をカット、上は8kHz以上をカットし不要な雑音でレベルが上がるのを防ぎます。さらに1〜2kHzを若干持ち上げ微調整します。

(須)個別にボーカルは何のエフェクトをかけてますか?
(タ)コンプレッサーなどをそれぞれにかけています。
(須)コンプレッサーの前にディエッサーをかけてみましょう。(「さしすせそ」の歯擦音を押さえることでノイズ成分を取り除き歌声を聞き易くします)

(須)コンプレッサーはやめてリミッターにしましょう。あえてリミッターを使うのは小さい音量から大きな音量まで一定にする方が音が安定するからです。リミッターのゲイン(入力音量)を少し上げ音量を稼ぎ、出力は若干下げることで音が割れるのを防ぎます。

(須)ディストーション系のエフェクタをオフにしましょう。
(タ)音が小さく弱くなってしまいますが大丈夫でしょうか?
(須)大丈夫です。リミッター中のゲインで音量は調整しますから大丈夫です。
(須)あとは、それぞれのボーカルにリバーブをトラックごとに追加します。

須藤さん
この後でオケと合わせたら、全然違っていて一同驚きました!
もちろん小1時間での作業であり他にも制約があったため、まだまだ修正を加える余地はあります。ですが須藤さんの職人技を見せていただきました。実際の音の出力条件は様々ですから、実際に聞かれるシーンをイメージしつつ、破綻せず良いミキシングになるよう心がけているそうです。
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Native Instruments Reaktor 5の紹介(タオカ)
先日NI製品の期間限定でダウンロード特売があり安く購入できました。(MMC会員のメーリングリストでも情報提供され、数人購入しました)
Reaktorは簡単に言えば様々なモジュールを組み合わせることにより複雑なシンセサイズを可能にする音源開発ソフトです。
今回はその内の録音ファイルを取り込み加工する手順を紹介しました。

Sample Map Editorで画面を表示すると波形が表示されます(画面右)。録音ファイルのMapを作りL3 Reaktor Library(画面左)に読み込ませます。ビットレートは16bitのみで24bitには対応してません。
・Logicで使うには?
Audio UnitsプラグインとしてBeat Slicer 2を開き利用します。音のオンオフ制御などはMIDIにより行えます。
他社製品の
Recycle!と同じような感じで使用できました。


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BBE Sound Sonic Sweetの紹介(須藤)
マキシマイザーとして有名なBBE Sonic Maximizerにあらたに2つ加わったプラグイン・バンドルです。BBE Sound Sonic Sweetには3つのプラグインが収録されています。
Sonic Maximizerは以前紹介しているので新登場の2つを主に解説しました。
・L82 Loudness Maximizer

簡単に言うとSonic Maximizer+リミッターみたいな感じです。
3つしかノブが無く操作は簡単でBBE特有の変化をつけられます。Sonic Maximizerのイコライザーは音量レベルが変わるので不必要な時にはこちらが編集しやすいです。
・H82 Harmonic Maximizer

簡単に言うとSonic Maximizer+エキサイターみたいな感じです。
ハイとローをそれぞれ分けて加工する量を調整できます。エキサイターに似ていますが周波数を編集する点が異なる印象でした。
(上記プラグインはRTAS、AU、VSTーMacOS X、Windows対応)

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I・O DATA LCD-USB7Xの紹介(須藤)

USB接続サブモニターです。USBケーブル一本で電源は供給されるので画面を手軽に増やせます。
例えば・・・
デュアルモニターにしてボーカルに歌詞を見せるとか使えますね。
ウィジェットや、小物アプリ、iChatの待機画面など表示させると便利。
なんちゃってフォトフレームにも。他にも商品ページには色々な用途が紹介されています。

また、立てたときに縦横を変更するのが不便だったので、別途ユーティリティーを利用しています。
・
SwitchResXメニューバーよりメインモニター側からサブモニターの設定変更ができて便利です。
OS標準のコントロールパネル「ディスプレイ」でも出来ますが、こちらはモニター毎に設定画面が出てローテーションなど変更がやり難いです。そこでマルチモニター環境にする場合には便利なユーティリティです。

ディスプレイOffも出来ますのでまずい時にはすぐにOff(笑)。
なお、年末は恒例カラオケ大会、来月の例会は特別にライブスペースにて4時間!行われる予定となっています。
theme : DTM
genre : コンピュータ