スタジオツアーが行われました。
日時:2014年3月15日(土)14:00~18:30
場所:マイクロサウンド(東京都国分寺市)
参加人数:10名


■スタジオツアー

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須藤さんが経営されている録音スタジオ「マイクロサウンド」にて、恵まれた環境で音楽を聴いてみようというイベントが行われました。当クラブでは「スタジオツアー」と称しています。[前半]に引き続き後半の紹介です。


■Logic Pro XのFlexTime補正(K2)

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続いて、Logic Pro Xでの音のタイミング補正を実演していただきました。

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ドラムとベースのタイミングを合わせたいとします。どちらに合わせるか迷ってしまいますが、基準となるテンポが無くフリーで演奏している場合は、ドラムの方に持っていくと良いそうです。

まず、コントロールバー下にあるFlexTimeボタンをONにします。そして、トラック名下のプルダウンメニューよりFlexTime(楽器によって最適な種類があります)を選択します。そうするとLogic側で拍の頭を自動的に解析し、薄い縦の線、Logicではトランジェントマーカーと呼ばれる物が表示されます。

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縦線にマウスカーソルを近づけると釘マークになります。クリックすると▶◀がついたマークに変化し、掴んで移動出来るようになります。波形を見ながらタイミングを任意の位置に合わせます。この場合は、前後のタイミングも一定の比率を保ったまま変化します。

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カーソルを波形の下の部分に持っていくと、3本の釘マークに変化し線を移動する事が出来るようになります。この場合は先ほどと異なり、前後の縦線の位置は固定でその選択した部分のみ移動する事が出来ます。使い分ける事が肝心ですね。

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K2さんの場合は、曲を流しながら1小節単位などで大まかに縦線を打ち込んでしまうそうです。こうした方が、全体のノリを壊さずに一定にずらす事が出来るので良いそうです。こうして、さらに部分的につき合わせていくことで、より完成度を高めていくことが出来るでしょう。


UAD Apollo Twin買いました(伊藤)

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前回の定例会で芝さんがご紹介した「UAD Apollo」を受けて、伊藤さんが「UAD Apollo Twin」を購入されました。

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購入されて間もないためMacに繋げてのチェックは行いませんでしたが、製品からはコンパクトな中に高品位な物が凝縮されているという感じを受けました。

上位機種のUAD Apolloと違い、真ん中の大きなノブでチューブプリアンプのパラメーターの調整が全部出来るそうです。 芝さん(写真中央)は現場でも持ち歩けるかも・・と興味津々なご様子でした(笑)。


■DigitalPerformerでイコライザーやリバーブ調整(須藤)

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5人編成のアコースティックギターを中心とした合奏を素材に使用して、イコライザーの掛かり具合や全体のミキシングの方法を解説しました。

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須藤さんはDigital Performerをお仕事で使用されており、今回はその標準イコライザーの「MasterWorks EQ」で解説しました。

イコライザーというと縦に棒状の物が複数ついたグラフィックイコライザーを思い浮かべますが、このMasterWorks EQなどはパラメトリックイコライザーと呼ばれます。

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特長はカーブを付けたい場所を任意に移動出来る事や、カーブの尖り具合、いわゆるQと呼ばれるものを調整出来る事です。Qを最大限にすることで、ハム音など特定の場所だけをピンポイントにカットするような事も出来るようになります。

グラフィックイコライザーは分かりやすく便利なのですが、肩(段階)ができてしまい、滑らかにピッチが上がるようなフレーズなど厳密には影響を受けてしまうそうです。

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生楽器を録音する際は、レベルオーバーを防ぐためにもダイナミックレンジレンジをフルに使わないのは常識です。しかし、須藤さんはさらに抑えめにしているようでした。これは、レベル表示には無くても、音がデジタルでは出ているためだそうです。

まずは主立った3パートを一度に録音しました。フリーテンポで合奏という事もあり、DigitalPerformerは録音を始めたら止めずに流しっぱなしにしました。こうして3テイクほど一度に録り、その後イントロやエンディングなど足りない所を足していく形を取りました。

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マイクのコンディションは天候などにより変化します。ですので、同じパートは日を跨がずに一度に録音する事が重要で、わずかな音色の変化も防ぐ事が出来ます。楽譜上の演奏が無いパートも、空気感を残すため録音はそのままにしておきます。

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こうして、後日ベースとバイオリンを録音しました。バイオリンにはイコライザーでの調整でなく、ディエッサーを使って調整しています。

DigitalPerformerは現在64Bitに対応しており、最近64Bit環境に移行されたとの事です。Macに搭載しているメモリを最大限に使う事が出来るようになりました。

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(瞬間的に描画がずれているのが分かりますが、静止した状態では問題ありません)

リバーブのプラグインには開発終了のため32Bit対応しかないプラグイン「TC Electronic ClassicVerb」を使っていますが、[Sound Radix 32 Lives]というソフトを通す事で64Bit版として認識させ、スムーズに使う事が出来るようになっています。

プラグインは同じ物を二つ使用し、一つはベース専用、もう一つは他の楽器と振り分けています。
リバーブはセンド&リターンで使うのが一般的な考え方ですが、過去ご紹介していますように、須藤さんはこのやり方が経験上ピントが合いやすいそうです。

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音質的にもセンド&リターンでは素の音と処理音2系統の出力をまとめている事になるので、そのパートを純粋にリバーブに送る方が綺麗に行くそうです。今回は個別の楽器にイコライジングぜず、纏めた出力にローカットのイコライザーを施しています。

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愛用しているマスタリングツールの[iZotope Ozone]には、DCオフセットのフィルタが付いています。

DCオフセットとは波形の中心線であり、これが色々な影響により、全体的に上下にずれた状態で録音される事があるそうです。ずれていてもデジタル信号は破綻せず問題は無いのですが、アナログでスピーカーに音を出力する際に問題があります。

なぜなら、スピーカーには動き出すポイントというのがあり、それがDCオフセットが正しい値でないと、前後にポイントがずれてしまう事となってしまうからです。

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録音作業は連続して休憩せず、2時間で3曲ほど一度に録ってしまうそうです。即興に対応出来るプロの奏者ならではですね。また、バイオリン奏者も、クラシック系の方ではアドリブなども楽譜に記入しないとならないので、ポピュラー系でアドリブの効く方をお呼びするなど考えてられています。

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(写真はディスプレイアームについてのものです)

イコライザーのポイントを決める際にどうすればという質問がありました。

基本的にはポイントを上げる方が変化を読み取りやすいです。真ん中の音域から始めて、注意しておく事はフェーダーをトータルで下げておく事です。イコライジングによりレベルオーバーしてしまう事があるためです。

不要な帯域を切り取る際は、すっきり感が出るのを感じとる事だそうです。しかし、あまりその音だけを聴きすぎず全体として混じった際にどうなのか、ということもポイントに調整していきましょう...との事でした。


■アレンジ曲の紹介(長峰)

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チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」をiReal Proで伴奏作成して、iPadで制作した曲を紹介しました。

原曲はクラシックで荘厳なしんみりとした曲なのですが、アレンジですので思いっきり変えて、ラテン調の爽やかな曲調となりました。

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元曲のイメージからはかけ離れた楽しい曲になりましたが、こういうのも良いですね。
メロディはベースとボーカロイドの音声で奏でて、途中から掛け合いになっていくのが面白いです。

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モニタースピーカーで聴いた所伴奏がか細いという指摘がありました。
iReal Proは伴奏を組み立てるのには役立つのですが、内蔵音源ですと音色が弱いようです。MIDIファイルで書き出すことも出来るので、音源を差し替えたりするとより良くなるでしょう。



その他に伊藤さんからも短い曲の紹介がありました。ボトルネック奏法が味わい深かったです。


Band-in-a-Box 21 買いました(芝)

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最近購入されたものの、忙しかったため触れずにいた「Band-in-a-Box 21」をお持ちいただきました。当日インストールされたということで、探りながらになりました。

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操作画面はもはや伝統と言えるくらい変化がありません。Mac的には美しくない半角文字もまだまだ健在です。
リアル音源が70数GBと大容量あり、外付けハードディスクが同梱されています(上位モデルのEverything PAKのみ)。

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パート名に色が付いていたりと、多少は変わってきてますが全体としてはほとんど変化がありません。

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最近めっきり見なくなった時計のアイコンも表示され、ノスタルジックな雰囲気を醸し出します(笑)。

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DAWモードがあり小さいウィンドウに変化します。パート名の所からドラッグ&ドロップで、データをLogicなどに直接移す事が出来ます。プラグインになるのかと思いましたが、残念ながらそうでは無いようですね。



次回の定例会は4月5日(土)15時〜18時です。場所は喫茶室ルノアール 新宿小滝橋通り店 第1会議室で開催予定となっております。

見学随時歓迎しております。ご希望の方はご連絡を頂いてからの参加となっておりますので、こちらまでお名前をお知らせください。

(価格は掲載時のもので変更になる事があります。ブログ担当:ノグチ)
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スタジオツアーが行われました。
日時:2014年3月15日(土)14:00~18:30
場所:マイクロサウンド(東京都国分寺市)
参加人数:10名

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■スタジオツアー

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須藤さんが経営されている録音スタジオ「マイクロサウンド」にて、恵まれた環境で音楽を聴いてみようというイベントが行われました。当クラブでは「スタジオツアー」と称しています。前半の紹介です。


KORG Gadget(ノグチ)

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iPad、iPad mini用のアプリ「KORG Gadget」を紹介しました。
15種類のソフト音源ととシーケンサー機能が統合されたDAWアプリです。です。価格は2,900円(3月末までのセール)と少々お高いのですが、この価格で課金などは無く、今の所はすべて使えます。むしろ安いかもしれませんね。

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15種類のソフト音源はそれぞれ個性的でいじるのが楽しいです。詳しくは[こちらのページ]で音が確認出来ます。

これだけあると迷ってしまいますが、名前の右側に「Drum」「PCM」「FX」など種別が簡単に分かるようになっています。

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メインの画面はシーケンサーが上で、ミキサーや音源部分が下にあります。隠しておく事も出来ます。

ここで特徴的なのがシーケンサー部分です。横軸は「シーン」と呼ばれ、一列の箱の中に最大16小節を格納する事が出来ます。縦軸は各トラックになっており、シーンと交差する部分で左から右へと進みます。シーンは横一列固定されています。

1つのシーンが終わると上から下へと進行するのが、一般的な左から右へでないので驚きがあります。(この部分の説明が難しく、ぜひ[公式動画]をご参照ください)

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シーンは入れ替える事が簡単に可能ですので、曲の構成を後から変更することが出来ます。コツとしては、細かい事は考えず1つシーンを最大4小節までにしておくと、後から調整しやすいようでした。(トラックごとに異なる小節数にしておいても、自動的に繰り返すようになっています)。

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一列の箱をタップするとピアノロール画面になります。ここをタップする事でノートを入力したり、音長の修正や消去など編集をする事が出来ます。

音源の方には小さいですがキーボード画面がありますので、ここで演奏をして録音する事も出来ます。(音源部分は画面半分以上に拡大する事はできませんが、少ないスペースで効率よくまとまっています)

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ここも工夫されており、キーマップがあらかじめ設定されています。どんな演奏をしても音が外れないので、何となくでも曲が制作できるように工夫されています。

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左下にある「Function」ボタンにより、ピアノロール画面やシーンでもコピー&ペースト機能があります。1小節作ったらコピーし、少しずつフレーズを変えて曲の進行を作っていくのが良いでしょう。

ただし、今の所やり直し機能(Undo)はないので、フレーズをよく考えて進めるのも大事ですね。

その他、オートメーション機能やそのエディット画面もありますので、後から調整する事も出来ます。

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曲をサクっと作成して、SoundCloudにアップロードしインターネット上で公開する事もアプリ内で出来ます。KORG Gadgetでは「GadgetCloud」いう専用ページが設けられていますので、こちらで他のユーザーが作った曲を聴き比べる事も出来て楽しいですね。



最後にKORG Gadgetで制作した曲を紹介しておきます。皆さんもこのアプリで楽しみませんか?

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このようにアプリが高機能なため、iPadでもかなり高い負荷が掛かります。詳しくは[こちらに]対応表がありますように、出来ればiPad Airのような最新機種での使用をお勧めします。(今回は負荷を余分に掛けないように、AIrPlayでなく書画カメラで画面を映しています)


Melodyneでの編集(K2)

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芝さんのMacBook Proをお借りして[Melodyne]ピッチ修正を実演しました(紹介しているのはEssential版)。

Melodyneはピッチ解析修正ソフトで、Logic Pro Xのプラグインとして動作します。(これとは別にLogic Pro Xにはピッチ修正機能が標準搭載されていますが、今回詳しくは紹介しません)

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MelodyneはAudioUnitsのプラグインですが、内部的にはLogicのトラックから音を奪い、一時的に取り込んでしまう形になっています。考え方は[AudioHijack]というソフトがありますが、これに似ています。ですので、このプラグインはトラックの一番上位に挿すのがポイントです。

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まず、音を取り込みます。ピッチ表示が線で、横棒のようなのが波形になります。

簡単に全体を補正するには、右上のボタン「ピッチを補正」を使います。
上のスライダーは「ピッチセンターを補正」します。[こちらのページ]に解説があるように、マクロで全体を素早く音階に合わす事が出来ます。スライダーを右にすればするほど横棒がピッタリと合うようになります。

Opitionキーを押しながら横棒を動かすと、中間のピッチにも自由に移動出来ます。
必ずしもピッチが完全に揃っていれば音楽的に有効かというと、そうではない場合もあります。慣れてくると、中間のさじ加減が分かるようになるようです。

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下のスライダーは「ピッチドリフトを補正」します。一つ一つの横棒中の細かいピッチが、スライダーを右にすればするほど中央に揃うようになります。また、横棒を二つに分けて、別々に補正を掛ける事もできます。

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歌の補正のコツですが、メインボーカルはラフなピッチも味なのである程度残します。逆にコーラスはきっちりと合わせた方が良いようです。

歌い手によってシャープ気味な方、フラット気味な方など居るようですが、こちらも完全に合わせれば良いというわけではないので、実際聴きながら調整することが肝心です。

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歌以外にもベースなど、一部分を修正したい場合にもMelodyneは有効です。チョーキングだけ癖でピッチが外れているのを直したり、一音単位で音量調整も簡単にできます。

楽器に使う際は、あらかじめ演奏者にディレイなど空間系の音処理をしないようお願いしておく事も重要です。なぜならディレイ成分もピッチ判定されるため、処理が不可能になってしまうからです。

DigitalPerformerやLogic Pro Xにもこのようなピッチ補正が出来るようになっています。しかし、Melodyneではこうした判定が細かいそうですので、購入する価値があるといえるでしょう。



次回の定例会は4月5日(土)15時〜18時です。場所は喫茶室ルノアール 新宿小滝橋通り店 第1会議室で開催予定となっております。

見学随時歓迎しております。ご希望の方はご連絡を頂いてからの参加となっておりますので、こちらまでお名前をお知らせください。

(価格は掲載時のもので変更になる事があります。ブログ担当:ノグチ)
関連記事
2014年3月定例会が行われました。
日時:2014年3月1日(土)15:00~18:00
場所:喫茶室ルノアール 新宿小滝橋通り店
参加人数:10名

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YAMAHA THR-10(あらせ)

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[YAMAHA THR-10]はUSBインターフェイス機能、バッテリー駆動、チューナーなど自宅や練習の際の演奏に必要なすべてが詰まった全く新しいアンプです。

パソコンとUSBで接続すると外部スピーカーにもなります。モニターとしても使えそうなフラットなバランスで再生されますので、使い勝手が良さそうです。

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アンプシミュレート機能やエフェクターが搭載されています。伊藤さんのギター演奏を流しながら種類を切り替え、サウンドを楽しみました。エフェクターの掛かりも良く演奏が映えます。

手軽に持ち運べるコンパクトなサイズで、あらせさんは主に練習用に使用されているとの事。クリアなサウンドで録音も行けそうです。

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内部が真空管ランプを模したと思われるオレンジのランプが点灯します。このような演出も良い演奏を生むためには必要ですね。

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専用のMac/PC用エディターがあります。こちらで画面で見ながら細部を作り込んでいく事も可能です。コンプレッサーなど一部のエフェクトはこの画面上のみ調整でできます。

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さらに[THR Session]というiOSアプリ(無料)を使えば、ギターパートキャンセル機能や、音質を維持したままテンポ・ピッチ変更など、楽曲に合わせた演奏を補助してくれます。

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ベースのアンプシミュレーターも搭載されています。長峰さんが試してみましたが、こちらのサウンドは何かしっくりこないようでした。(価格は3万円ほど)


KORG PANDORA Stomp(あらせ)

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コンパクト・エフェクターサイズの[KORG PANDORA Stomp]は、158タイプものモデリング・エフェクトや最大7つを同時使用可能なマルチ・エフェクターが搭載されています。

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本体ボタンで4つ登録可能ですが、見た目の通り小さいため操作が限られておりライブでの細かい調整は難しいです。
そこで、USB接続してMac/PCの専用のエディターより音色を作り込む事が可能です。(ベースにも使用可)

製品には高機能にも関わらずマニュアルが小さいブックサイズの物しか無く辛いです。PDFファイルなどでも提供してくれると助かるのですが...。(価格は13,000円ほど)


Universal Audio Apollo(芝)

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芝さんが今一押しのオーディオインターフェイス「Universal Audio Apollo」を紹介しました。

最近発表された[Apollo Twin]というDSP内蔵ながら、10万円を切る価格の新しいオーディオインターフェイスが話題になっているシリーズです。

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紹介している[Apollo]は上位機種ですので、18イン×24アウトを装備しています。
24bit/192kHz再生も試してみましたが、音質に癖がなく使いやすいとの事。

DSPチップによりプラグイン処理がパソコンの能力を使わずにDSP側で処理がなされるので、パソコンの性能に関わらずプラグインが使え、レイテンシー(音の遅延)がほとんど発生せず演奏に集中できます。

レイテンシーが無い大きなメリットとしては、ボーカル録音の際にリスニング出力のみリバーブを掛けて歌いやすくする事や、リスニング出力のみコンプレッサーを強めに掛けて力まない効果を自然に付加する事が出来ます。

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最近のアップデートによりプリアンプが追加されました。プリアンプには3種類あり、その内「UA 610-B」が無料で使えます。

ハードウエアの電気的な流れをシミュレートしているため、リアルなビンテージサウンドを楽しめます。Apolloの前面にあるノブの色が緑からオレンジに変わり、ソフトとハードが連動するようになっています。

UADでは今までは主にエフェクター関連だけだったそうですが、今後はプリアンプのソフト開発にも進出が期待できますね。

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次に、ギター・アンプ・シミュレーターの「Softube Vintage Amp Room」を紹介しました。

こちらはマイクの位置をグラフィカルに調整する事が可能になっています。他のアンプに切り替えたりする事で音色を自在にコントロール出来ます。アップデートにより、他にもミキサー画面に調整が入っています。

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別途購入されたお気に入りの「FairChild 670 Legacy」や「Manley Passive EQ」などレイテンシーが無いので、演奏に集中できます。

拡張プラグインはお試し期間が2週間あるのですが、その内一つでも購入すると他のも期限がリセットされ新たに2週間試せます。ちょっとした裏技です。

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こうして並べてみるだけでも、格好良いですね。


WAVES L3 MultiMaximizer(芝)

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端的にいうと音圧を稼ぐことでマスタリング時に欠かせない存在となっているプラグインです。L3 Ultramaximizer、L3-LL(Multimaximizer、Ultramaximizer)3本セットとなっており、よりお買い得となっています。最近のセールで17,000円ほどで購入されたとの事。

Multimaximizerはバンド毎の調整が可能となっていて、よりきめ細やかに設定できます。

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3種類ある使い分けを須藤さんに伺った所、静的に調整するか、動的に調整するかで使い分けるそうです。曲の展開によって制限の仕方を変えた方が良い場合(主にクラシック系)と、一定にした方が良い場合(主にクラブ系)があります。

余談でWAVESではバンドルパックを多数販売していますが、もし特定のプラグイン一つが欲しくなった場合はそれを購入した方がお得だそうです。

後々バンドルパックを購入したくなり、そのパックに購入したプラグインが含まれていた場合、本国(Wavesオンラインページ)では自動的に判別してその分値引きしてくれるそうです。こちらも裏技ですので知っていて損は無いですね。


■楽曲のリミックス(須藤)



長峰さん制作の「Bounce Me Up」を須藤さんによりざっくりとリミックスのデモンストレーションしていただきました。(上の音源はオリジナルです)

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Logic標準イコライザーの他に、[WAVES Native Power Pack]を中心にDeEsser、EQ4、L1 Maximizerなどを使用しました。

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詳しい数値は楽曲により異なるため省略しますので、上図のカーブをご参考ください。この作業で短時間でボーカルの明瞭度が上がり聴きやすくなりました。

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全体的には、DeEsserで歯擦音をカットする事が大きなポイントになっていましたので要チェックです。余談では、DeEsserはボーカル専門と思いがちですが、バイオリンにも使われる事があるようです。


Acoustic Ruler Pro(ノグチ)

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音によって距離を計測する事ができる画期的なアプリを紹介しました。iPhones/iPad対応となっています(価格は200円)。

詳しくは[こちらのホームページ]内の動画を見ていただけるとよく分かりますが、音を送受信する事により計測しています。

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シングルモードとデュアルモードがあり、シングルモードはマイク付きイヤフォンを使い、マイクと片方のイヤフォンの間で距離を測る事ができます。何度かやり直しましたが、実際の数値と比べて大きな誤差は無いようです。

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デュアルモードでは2台で交互に音を発信して計測します。何と最大25mも測る事ができるそうで驚きです。もっとも、正しい数値かは、上図のように巻き尺で調べてみないと分かりませんので3人掛かりとなりました(笑)。


その他、橘さんよりメーリングリストの移行に関する説明がありました。新しいメーリングリストはさくらインターネットを使用し、3月の第2〜3週に切換え予定で作業を進めています。



次回の定例会は4月5日(土)15時〜18時です。場所は喫茶室ルノアール 新宿小滝橋通り店 第1会議室で開催予定となっております。

見学随時歓迎しております。ご希望の方はご連絡を頂いてからの参加となっておりますので、こちらまでお名前をお知らせください。

(価格は掲載時のもので変更になる事があります。ブログ担当:ノグチ)
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次回の定例会お知らせ

日時:2014年5月3日(土)15時~18時

場所:喫茶室ルノアール 新宿小滝橋通り店 第1会議室

《《《見学歓迎!》》》

ご希望の方はご連絡を頂いてからの参加となっておりますので、こちらまでお名前をお知らせください。

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